保育所の待機児童問題って解決しているの?

人数の推移

待機児童の数は急激に減っている年がありました。それは2001年になります。しかし、2001年に待機児童を急激に減らすために保育所の数が急激に増えたのではありません。なぜ2001年に急激に待機児童の数が減ったのかというと、国が待機児童の定義を変えてしまったからです。

2001年からは、待機児童という定義が、国の認可保育所に通所できずに待機しているという方の中から、認可外保育施設を利用しながら、認可保育所が空くのを待っている方を排除したからです。その為、2001年度の集計によると、待機児童の数は前年度の34,153人から21,201人と14,000人近く減少したことになりましたが、前年度と同じ計算の仕方で算出した場合には、35,144人と前年度よりもむしろ増えてしまっていました。

現在では、待機児童の計測の仕方は2001年以降の計測方法に基づいたものに統一されたのですが、2001年に計測した21,201人だった待機児童の人数は、2017年度には、26,081人と減少するどころか増えてしまっております。しかも2015年には、認可対象の施設が0〜2歳児を預かる小規模保育などに広がった事で、更に人数に含まれなくなっておりますし、2018年からは、保護者が育児休業中でも復職の意思があれば含めるようになるなど微妙に算出方法が変わってきておりますので、急に減ったとしても前年度と単純比較ではわからなくなっております。